2021年11月 読書メーターまとめ

11月の読書メーター
読んだ本の数：8
読んだページ数：2573
ナイス数：777

八月の銀の雪の感想
それぞれの理由で悩んでる人たちが、いろんな出会いで悩みが解消するとまではいかないでも、そのとっかかりができていくのが安心して読める😀しかもそれが科学を基本としてるのが、めっちゃ嬉しい😄……のはエエねんけど最終話「十万年の西風」に、この歳まで全く知らんかった〈戦死〉のエピソードが出てきて、悲しいのと辛いのと腹立たしく恥ずかしい😠　反省するためにも、やっぱり読書って必要やねん🧐
読了日：11月28日 著者：伊与原 新
リボルバーの感想
美術史も知らない、絵心もない、こんなおっちゃんでも作者とタイトル見たらゴッホの話やな…とは解ります😄ゴーギャンと一緒に創作活動してたのは、薄々知っておりましたが（これくらいはねぇ😆）こんなにも濃密に関係してたというのは驚きでした。ずっと絵を描くことを使命に生きてる人、そのパトロンっていう人たちはこれで幸せなんやろね。生活力もないはずやのに、後世では世界を喜ばせる人というのは尊敬と驚きで、羨ましのか呆れるのか複雑な気分です。しかし本書はゴーギャンの物語ちゃうのかなぁ🧐装丁はひまわりやけどね！
読了日：11月25日 著者：原田 マハ
コールド・ファイル 警視庁刑事部資料課・比留間怜子 (角川文庫)の感想
軽く読みやすい話です。テレビドラマにピッタリかも、菜々緒さんくらいで。係長役はもちろん山村紅葉さん😊　ただミステリーにこだわりが強いリアリストのヒトたちが見たら、なんと言われるか、ちょいとこわいような気もしますね。警察小説ですから😓　コネももみ消しも弱さが見え隠れしてます。が、そんなことはおいといて軽く楽しみましょう😁
読了日：11月21日 著者：山邑 圭
まぜるな危険の感想
もう、大変な本でした。ロシア人たちが怪しくもややこしい名前でお経のように『久生十蘭夢野久作内田百閒中井英夫海野十三泉鏡花稲垣足穂横溝正史江戸川乱歩伊藤計劃』って唱えるのが、流行してるんと違うのかっていうくらい奇想天外。マトリョーシカみたいなVRゴーグルにも参りました。　〜高野史緒さんは「……恐ろしい手管を操る奴なのだよ」（p258）この本おすすめしてええもんやろか？😅
読了日：11月18日 著者：高野 史緒
黒牢城の感想
米澤穂信さん渾身のベッド・ディテクティヴとしてwikiに載りそう😁舞台が戦国時代なだけに、歴史と整合させるのが大変やったやろな。黒田官兵衛が牢に入れられてたのも事実らしいし、ラストはどんでん返しというか、史実を知ってる人や福岡に住んでる人はお見通しと思いますが、歴史の勉強不足が著しいおっちゃんは、ほう！って唸り呟いてしまいます😂…しかーし、それぞれの事件で最後に官兵衛さんに相談するよりもっと前に事件のすぐ後に通えばよかったんでは？と思うのは、アホなおっちゃんだけやろか🤪事情はなんとなく解りますが😉
読了日：11月08日 著者：米澤 穂信
君と歩いた青春-駐在日記 (単行本)の感想
さて、駐在日記の第3弾です。本の帯に「優しい事件、ここにあります」って書いてある。その通りでなんも言えません😄東大卒の探偵も現れ、今後東京の駐在さんアシになる予定ですと勝手に決めました😉　／　小路幸也さんを全〜部っ読んだ訳ではないので、あれこれ言えませんが、この方イヤミスとか大河とかバイオレンスとか社会派小説とか書けるのかって心配になってしまいます。でもまあこのまま進むのかな、直木賞なんか目に入ってないのかな🤣札幌で暖房効いた部屋で猫のメイちゃんと遊んでたらこうなるか。これこそ小路幸也やねん😂
読了日：11月05日 著者：小路 幸也
国宝 (下) 花道篇の感想
最後のほうは感動して涙出そう🥲三代目半二郎が客席突っ切って歌舞伎座出ていくとこは、映像が見たかった。歌舞伎を扱った小説ってなんでこんなに魅力的なんか。実際に見るより凄みがありませんか🧐ちゃんと芝居に入り込めてないんやろって思うけど、ちっちゃい頃に大阪道頓堀中座の花道走ってて支配人のおっちゃんに捕まえられ、抱きかかえられて舞台見たのはもう半世紀前かぁって感想が先立つワタクシですが、でもお芝居好きでっせ😆
読了日：11月04日 著者：吉田修一
国宝 (上) 青春篇の感想
スピーディーな展開であっという間に引き込まれますが、色々不幸も続いてココ何年かの歌舞伎役者さんたちの早逝と重なってちょっと不安です。登場人物が実際の役者さん芸人さんを連想させるのも楽しかった。いや、それにしても吉田修一さんは、大島渚が嫌いなんかぁ😅…モデルと決まった訳やないねんけど、思い込んだら一途です。春ちゃんや徳ちゃんみたいに🤣
読了日：11月04日 著者：吉田修一

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