2,022年7月 読書メーターまとめ

7月の読書メーター
読んだ本の数：4
読んだページ数：1800
ナイス数：428

ヒトコブラクダ層ぜっと(上)の感想
万城目学お得意の伝奇小説、今回は恐竜とメソポタミア。奈良や琵琶湖や大阪城から一気にスケールが大きくなってます。謎だらけの上巻は、このあと解決に至るのか、乞うご期待と言うわけです。万城目学ワールドは本の帯通り呆れるほどです。楽しい！では、下巻へGO！
読了日：07月30日 著者：万城目 学
夜が明けるの感想
西さんでも当事者ではないから現状を知らない、まして読者の私たちも（多分、弁当は持って行けた人の方が多いんやと勝手に思ってる）殆どは、こんなつらい生き方を知らない。でもこれから先起こることも、その当事者でも知らない。つらいけど夜が明ける可能性も秘めてるってこの本は言うてるのかな。天使のような後輩も、ゴッホのような（比喩がおかしい？）オーナーも現れてはくれんかもやけど、なんか見つけろって　　…いや当事者でないおっちゃんには家族とタイガースがおるやないか😆
読了日：07月23日 著者：西加奈子
二人の嘘の感想
個人的な感想では、どうも横山秀夫さん読んでるような気がする🧐　淡々と判事の仕事を全うしようとする主人公に、お前、早よやめて弁護士やったらええやん🤨早よ夫と姑に啖呵切って別れたらええやん😕家くらい自分で買えるやん、何してんの😠土地持ってる金持ちはええねえ😤……と、まあ次々と甲子園のように罵声が聴こえてくる気がしてなりません。それほどイライラ💢が溢れかえる話でしたが、それだけ筆者の腕が立ってたということですかね。ライオンさんの手のひらで転がされた感じです😀
読了日：07月05日 著者：一雫 ライオン
同志少女よ、敵を撃ての感想
ハリウッド映画の２大悪役のソ連とドイツが戦う第2次世界大戦で狙撃兵がヒロイン❌ヒーロー。……というように茶化してはいけません。この話ワクワクしないよう自分に言い聞かせながら、絶対に主人公に肩入れしないよう、悪役を憎まないよう慎重に読み進めました。そうしないといけないように感じます。空想的な勧善懲悪やったら、躍動感•後半のスピーディーな展開がのほほんと楽しめたのに、これって現実の戦争やっていう、ある種の後ろめたさがありながら、のめり込ませてもらいました。楽しかったと書けないのがつらい。
読了日：07月02日 著者：逢坂 冬馬

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