2022年10月の読書メーターまとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数：8
読んだページ数：3131
ナイス数：616

硝子の塔の殺人の感想
名作ミステリーの話題が出てくるけど肝心のとこを一生懸命隠そうとしてるのがなかなか可愛い作者ではあります。映画にもドラマにもなってるものも多いし、もう思い切りバラしても影響無さそうな気もしますがねぇ。さてこの話は、いきなり主人公が後悔しているシーンから始まるので、期待するのはドンデン返しですねぇ。あと舞台とかキャストの名前とか特殊なところなんかは、本格推理小説というものに溺れさせられた中学生時代が甦ってワクワク。とはいえ読む前は知念さんなので病院もの（白い巨塔のガラス版）かと思ってたアホでしたけどねー😅
読了日：10月02日 著者：知念 実希人
新しい星の感想
直木賞の選評を見返して見たけど、淡白、物足りない、や最後が云々って書いてありましたが、いやいやそこがエエとこでっしゃないか🧐それでじわじわ涙させるのは、並大抵ではないと思いますがね。で、最終章一番大事な「……大人の方が悪いんだ」（p225）ってこれ必要でしょ🤨現実感が、リアリティって言うんですか。めっちゃ共感できるような気がする。ええ物語やと思いますがねぇ。それに鉄道員だって淡白やった気がする。面白くて感動したけどさ、ネッ浅田次郎さん😆
読了日：10月04日 著者：彩瀬 まる
絞首商會の感想
大正時代の会話がのんびりしてて、なんとなく好きやなぁ😀流石に科学捜査なんか全然進んでないから、推理も独特で楽しい。中味は京極堂と金田一耕助が混じりあった？感じか、いや金田一は昭和初期やったか。時代はメーデーが始まった年かな……このへんの時代は仕事がなくても食べていけそうな気がして、なあんか羨ましい。大正浪漫に生きて見たいよう🤣興味深いのは「……縁故もなしにただ知りたいから…というのは傍迷惑でしょう」ってあたりのページ（p133）はワイドショーかネット民に読ませたい。キャハッ🤨
読了日：10月08日 著者：夕木 春央
スタッフロールの感想
はぁ前半は辛かった。ストーリーは挫折のまま終わってしまうのかと思った。ので、ページは進まず特殊造形もよく理解できず、アカ狩りの話なんか要るのかって……いや必要なんやろなぁと思いつつも観たことある映画に気を取られてましたねぇ。それが後半のCG作りに入ってから楽しくなってきました。最初のヒロインに比べて後半のヒロインには頼れる楽しそうな仲間がいっぱい出てきてるからなのか、それともデジタル時代の方が性に合ったのか😄専門的な知識はなくても楽しめた本でした。特殊造形の方もフローチャートのイラスト欲しかったな🧐
読了日：10月19日 著者：深緑 野分
旅猫リポートの感想
久々の有川さん、それも〝浩〟時代やから出版から10年か。途中でなんとなく旅の理由はわかってきたけどあいも変わらず泣かせるのは、ひろさんのお得意です。それにしてもいい人過ぎる、最初でも辛い環境やのに、追い討ちをかけるような過去を設定されて、こんないい人に……泣かない人は居ないと思わされる。でも全体は明るい、ナナのおかげ？主人公のおかげです。
読了日：10月22日 著者：有川 浩
塞王の楯の感想
終……なんとまあ、ほのぼのしたまとめで、めでたしめでたし😄しかしなんとなく尻に敷かれそうな雰囲気😆　／　さて〝矛盾〟の話ですが、全米ライフル協会とオバマ元大統領の戦いを彷彿させます。あの協会は『人を殺すのは人であって銃ではない ...』って言いますが、矛は無くてもええと思いますよ、大津城の殿様みたいな人ばっかりやとね。そうもいかんのが悪人が蔓延るせいか。なんか書いてることが矛盾してきた😅しかし甲賀衆はちょっと貧乏くじ引いたみたいで可哀想な気もするが🤔
読了日：10月26日 著者：今村 翔吾
鳩護 (文芸書)の感想
ふむふむ結局のところ作者に煙に撒かれたって言うとこかなぁ。落とし所は何かってさっぱり見当もつかないまま、流されていきました😅夢の中で過去の生霊をやっつけたのか、人と鳩との歴史を学んだのか、誰か教えてください。他の人のレビュー見ても皆さんあいまいのようで😄まあこんな話もあってエエのかなぁ。それにしても作者のネーミングセンスはどうなんですかね、主要人物は珍名さんやし題名はもうちょっと捻ってもエエのんちゃいますかって……あー褒め言葉がない感想やなぁ、しかしこの先どうなるんやろって期待感は満載でした🤣
読了日：10月28日 著者：河崎秋子
名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)の感想
うへー衝撃でした🤪最終ページめくったら『本書は、…舞田ひとみ11歳…加筆のうえ、改題して……』ええ〜🧐そうやったんかぁ！なんか見たようなシーンあり、えーと、ありません。覚えがない🧐なんでやろ？これはもう、ひとみちゃんの可愛さに溺れさせられたに違いありません。と、記憶力のなさを誤魔化してます😓まぁ加筆ということなんでお母さんも出てなかったように思うし、ビールが美味しそうなのも、なかったような気もするので、舞田兄弟のように記憶から逃避しときます🤣〝舞田ひとみ11歳〟をレビュー済みのおっちゃんでした。
読了日：10月31日 著者：歌野 晶午

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